※1—冠動脈CTを撮影し、冠動脈主要枝1枝または主要分枝1枝以上に目視で50%以上の狭窄があるが、主治医の判断で冠動脈造影/血行再建の必要がないと判断された症例をエントリーする。これには、狭窄が高度ではない、またはFFR-CTで虚血陰性(FFR-CT>0.8)と判断されたもの以外に、高度狭窄やFFR-CTで虚血陽性(FFR-CT≦0.8)であるが、主治医が冠動脈造影/血行再建の適応でないと判断した症例も含む。 ※2—冠動脈造影を施行し、冠動脈主要枝1枝または主要分枝1枝以上に目視で50%以上の狭窄があるが、主治医の判断で血行再建の必要がないと判断された症例をエントリーする。これには、冠動脈CTの結果、冠動脈造影が必要と判断され施行された症例も含む。冠動脈造影での狭窄が高度ではない、または機能的虚血評価(FFR/non-hyperemic index)で虚血陰性と判断されたもの以外に、高度狭窄や機能的虚血評価陽性(FFR≦0.8/non-hyperemic index≦0.89)であるが、病変形態や患者背景などにより主治医が血行再建の適応でないと判断した症例も含む。 ※3—冠動脈CT/冠動脈造影の施行時期については問わない。 ※4—機能的虚血評価が陽性であるが、主治医の判断で血行再建を行わない場合、その判断の根拠を明示すること(年齢、腎機能、病変性状等)。
【除外基準詳細】
アスピリンの絶対適応を有する患者⇒脳梗塞後等でアスピリン継続が必要なもの。経⽪的動脈形成術や経カテーテル⼤動脈弁留置術予定で今後アスピリン/抗⾎⼩板薬内服が必要となるものを含む。また、冠動脈の病変性状などにより主治医がアスピリン投与必須と考える症例も含む。
アスピリン以外の抗血栓療法施行中⇒抗⾎⼩板薬[チエノピリジン系(クロピドグレル、プラスグレル、チカグレロル、チクロピジン)、シロスタゾール]、抗凝固薬(ワーファリン、エドキサバン、リバロキサバン、アピキサバン、ダビガトラン)
アスピリン禁忌⇒過去の⼤出⾎、重症喘息既往などで、主治医がアスピリンの内服が不適切であると考える症例